国際結婚手続き　〜フィリピン編〜

アジアの中にある英語圏の国として、近年留学先に選ぶ人が増えつつあるフィリピン。時差の問題がほとんどなく、日本と比較的近いという利点もあり、日本からフィリピンに行く人も、フィリピンから日本に来る人も多くいますのでフィリピン人と接する機会も少なくないでしょう。

ここでは、フィリピン人との国際結婚手続きについて、必要な書類や手続きの流れなどわかりやすくまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。

 

日本で婚姻手続きをする場合

必要な書類

フィリピン人側

1. 在留カード（外国人登録証）
2. パスポート
3. 婚姻要件具備証明書（LCCM)＋日本語訳
4. 印鑑
5. 役所によって出生届＋日本語訳が必要な場合があります。

※3に関しては在日フィリピン大使館に申請し、発行してもらいます。詳しくは以下の「手続きの流れ」を読んでください。

 

日本人側

1. 婚姻届（成人二人の証人が必要、外国人可）
2. 戸籍謄本（本籍地の役所に提出する場合は不要）
3. 本人確認書類（パスポート、運転免許証など）
4. 印鑑

 

手続きの流れ

1.在日フィリピン大使館領事部または各地のフィリピン領事館にて婚姻要件具備証明書の交付申請して発行してもらいます。

 

2. 日本の役所に必要書類と一緒に婚姻届を提出し、婚姻届記載事項証明書および婚姻事項が記載された戸籍謄本を発行してもらいます。

 

3.在日フィリピン大使館・領事館に下記の書類を持って、報告的婚姻届を提出します。

※フィリピン人申請者と日本人配偶者が二人で窓口で申請する必要があります。

 

 

参考費用

・婚姻届記載事項証明書　1通350円

・戸籍謄本　1通450円

・フィリピン大使館の手数料一覧

 

在日フィリピン大使館、領事館一覧

在日フィリピン共和国大使館　

〒106-8537

東京都港区六本木5-15-5

電話　(03) 5562-1600（代表）

 

在大阪・神戸フィリピン総領事館

〒540-6124　大阪府大阪市中央区城見2-1-61　Twin 21 MID Tower 24F

電話　 06-6910-7881

 

フィリピンで婚姻手続きをする場合

必要な書類

フィリピン人側

1. 出生証明書
2. 洗礼証明書

※18歳以上であることが条件です。

 

日本人側

1. パスポート
2. 婚姻要件具備証明書

※2に関しては在フィリピン日本国大使館で申請して取得できます。詳しくは「手続きの流れ」を読んでください。

 

手続きの流れ

1.在フィリピン日本大使館にて下記の書類で婚姻要件具備証明書交付申請して、発行してもらいます。

※婚姻成立後の日本大使館への届けに必要になりますので婚姻要件具備証明書のコピーを取っておいてください。

 

2. フィリピン人婚約者の住居地の役所に婚姻許可証（Marriage License)を申請します。申請に必要な書類は以下の通りです。

※婚姻許可証は地方民事登録官事務所に申請者氏名等を10日間公示された後、問題がなければ発行されます。

 

3.婚姻許可取得後120日以内に結婚式を挙げ、婚姻証明書の謄本を取得します。

・法律で決められた婚姻挙行の権限を持つ「婚姻挙行担当官」と成人二人の証人の前で結婚宣誓をし、夫婦と証人が婚姻証明にサインをします。婚姻挙行担当官の認証があれば婚姻成立です。

婚姻成立後、地方の役所にて婚姻証明書の謄本（Certified True Copy of Marriage Certificate)を発行してもらいます。

 

4.婚姻成立3ヶ月以内に在フィリピン日本国大使館に報告的婚姻届を提出します。必要な書類は以下の通りです。

 

参考費用

・婚姻要件具備証明書　450ペソ

その他の手数料は住居地の役所にお問い合わせください。

 

在フィリピン日本国大使館、領事館一覧

在フィリピン日本国大使館

住所　 2627 Roxas Blvd., Pasay City, Metro Manila, 1300, Philippines

電話番号　(63-2 ) 551-5710

 

セブ領事事務所（Consular Office of Japan in Cebu)

ダバオ領事事務所（Consular Office of Japan in Davao）